東大に行く子は親に勉強をしろと言われたことがない
東大に行くような賢い子どもは、生まれつき。
みたいなイメージ、ありませんか?
家庭環境が子どもの学力を左右するのは事実でしょう。
でも、だからといって英才教育なんて気張ったものは必要ないのもまた事実です。
今回は、東大生の息子を持つお母さんが書かれた本についてのご紹介です。
『東大生の親に学ぶ ”自発的に学ぶ”子育て 0歳から6歳までの戦略「自立脳を育てる24のヒント!」』
筆者はママのための勉強カフェなど、育児に関するコミュニティを積極的に設けています。
ガッツリ教育ママさんって感じもしますが、実際の子育て手法はちょっとした工夫がポイントみたいです!
一言でまとめるなら、
子どもの楽しむ気持ちを大切にする
でしょうか。
なんでも親が指示して行動させたら、「自分はどうしたいか」という気持ちが薄まっていきます。
そして大人になると、「自分はどうしたいか」ではなく「何をしなければならないか」という気持ちが強くなり、自分のことを好きになれない人間になっていきます。
昨今話題になっている、「自己肯定感の低さ」の原因ですね。
僕はこの「自己肯定感」という漠然としたワードが好きではありません笑。ですが、日本人の多くは周りに合わせることを優先して、自分の気持ちをはっきり言えない傾向が多大にあるとは思います。
それは小さい頃の教育方法が大きく関わっているはずです。
例えば習い事。
イヤイヤやっているものもあれば、けっこう好きで続いたもの、初めからやりたくて続けたもの。色々ありますよね。
この習い事、どういうきっかけでお子さんは始めましたか??
将来役立つからってことで、親から習わせたというのも多いんじゃないでしょうか。
・・・実は、子どもがやりたい習い事をさせることが大切なんです!!
特に小さい子どもにとっては、習い事は遊びの延長。親から学びを押し付けるのは逆効果です。(もちろんそれでも成果はあります。)
著者は、息子さんが一番楽しそうにしていたお絵描き教室にだけ通わせました。
お絵かき教室の帰り道、その日書いた絵の話を嬉しそうにしていたそうです。そして、お子さんは中高ともに美術部に入って活動しました。きっとこの経験は、絵描きだけではなく、自分から何かを楽しんで、そして学ぶということに積極的になれる契機になったと思います。
だから、無理にたくさんの習い事や勉学を強要しなくて良いんです!親が強要する勉強は長続きしません。
高学歴の人の多くは、自分から進んで勉強する環境で育っています。
僕は一橋大学出身ですが、同大学や東大の友人のほとんどが、自分から学ぶことに意欲的です。というか、学ぶことに必要性を感じています。
出だしは親や学校から「勉強しろ」と言われてなんとなくしていても、途中で学ぶことの楽しさや必要性に気づく機会があるんです!
その機会をつぶさないようにすることが、親としての重要な役割だと僕は思います。
やりたいことをとことんやらせてみる。そのコツとしては、親が好きな場所に子どもを連れて行って見ることです!
そうやって、親が自ら楽しんでいる姿勢を子に見せると、子どもも自分にとって楽しいと思えることに向き合うようになります。
何か楽しいものに向き合う時の集中力は凄まじいものです。それをさりげなくサポートしてあげましょう。
<参考にした本>
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