[コーチング子育て方法]命令でも、しつけでもない。子どもを成長させる秘訣
子育てはコミュニケーション
子どもを育てるとき、いえ、子育てに限らず人と向き合う時に欠かせないのがコミュニケーション。
親と子、人が二人いて成立するものです。
今回お話する「コーチング」とは、コミュニケーションの一種。
相手の自発的な行動を促すスキルです。
コーチングと言えば
僕は学生時代、家庭教師のアルバイトをしていました。
家庭教師の役目は、実は「勉強を教える」とは少し違います。それはティーチャーの役目です。
「生徒が自力でできるようにする」のが、家庭教師の役割なのです。
だから問題の答えを教えるだけではなく、勉強の習慣や工夫にまで考えを巡らせて指導します。言ってみればトレーナー、またはコーチなのです。
子育ても、似ていませんか?
子どもが将来自立できるように、一つ一つ自発的に行動できるよう促す。
それを目的に子育てがあります。
今回は、そんなコーチングに注目した子育てのお話です。
命令ではなく、質問で子どもに考えさせる
子どもが我儘を言う時ってしょっちょうありますよね。
それに対してガツンと叱る光景、どの家庭でもよくあると思います笑。
「〇〇してはいけません!!」
と言った具合に。
これはいわゆる命令型のコミュニケーションです。そういった対応が必要な場面は多々あると思います。
でも、それに慣れてしまうと、つい子どもが我儘を言っていないときでも何か命令をしてしまいませんか?
例えば、宿題をやっていない子どもに対して、
「宿題やりなさい!!」とか。これもよくある話ですね笑。
コーチングでは、子どもが自発的にできるようにすることを目的とするため、この命令型は基本的に行いません!!!
そこで役立つのが、「オープンクエスチョン」です。オープンクエスチョンとは、質問に対して「はい」「いいえ」では答えられない質問のことです!
例えば「宿題やった?」よりも「宿題、どう?」と聞くことで、子どもは考えて返事をしないといけません。
自分から考えて「宿題をやらなきゃいけない」と結論づけやすくなります。
「今やるところだったんだよ!」みたいな小競り合いに発展せずに済みます。
命令は、親から発された言葉に対して子どもが受け答えするだけの一方で終わってしまいます。コーチングはお互いのキャッチボールが大切です!
人を動かすときは、お願い(リクエスト)する
子育てに限らず、家族に家事を手伝って欲しいときって多々ありますよね。
そんな時も、命令は避けてお願いするような形で手伝ってもらってください!
そもそも家事ってみんなで住んでいる家のことだから、家族全員でやるのは当たり前でしょ!
って不満に感じる主婦の方も多いと思います。。。
「なんでこっちからわざわざ頼まないといけないのよ!」
「そもそも自分から手伝いに来いや!!!」
というプライドが邪魔をする。
でも、その壁を乗り越えたら、あっさり作業が減って楽になります。
この「リクエスト」という手法は、子どもの行動を変えるにも効果的です!
子どもに何度も同じトーンで「お願い」した方が、伝わります。怒りのこもった、ドスの効いた声でやらせても、子どもはもちろん、あなた自身も良い気分ではないでしょう。
例えばおもちゃを片付けて欲しい時。
「片付けてね。」「うん。」というやりとりができると思います。でも、実際に片付けないで他のことをしているなんてことが起こり得ます笑。
そんな時も、何度も何度もリクエストしてください。子どもに本当に聞こえるまで、何度でもお願いしてみてください。
5回ほど繰り返してやっと依頼が子どもに届く
なんてこともよくあります。でも、やらされた行動ではなく「自分からやろう」と結論づけて取った行動は、自律に役立つ大きな意義があります!
命令でも、しつけでもない。粘り強いリクエストを試してみてください。
<参考にした本>
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